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2010年1月29日 (金)

京都の庭1

年末に立ち寄った京都の庭で感じたことを綴ります。もう一月も経ちましたけど。

Img_0003_2 大徳寺、龍源院の書院南の阿吽の庭、滹沱底です。

今回大徳寺の塔頭を廻りましたが、最初に行ってまずこの庭にはっとさせられました。たたずんでいるうちに研ぎ澄まされるような感覚。石と砂とわずかな植栽の間に何やらを語りかけられて、言葉にしてはならないような秘められた思いを感じました。

狭い空間の砂の直線と曲線から広大な宇宙を想像させるところに緊張感と安堵感をもたらしてくれました。軒先に座っている人々は何を感じているのでしょうか。

昔イギリスの庭を巡っていたとき人々がベンチに座って穏やかに微笑んだり会話している風景に出会いましたが、この日本の庭を眺めるのとはかなり違っていました。

Img_0006 同じく龍源院の坪庭、東滴壺です。

この小さな空間に五つの石と白川砂のみでつくられた石庭。平たい小さい石から広がっていく円形の波模様。それを見守るかのような立ち石。そして対極にも二つの石の周りに円が渦巻いている。すっきりとした収まり、そして深く脳裏に刻まれる静かな時。

無駄を省いていくのは難しい。いつも、もっと・・・いやここにも・・・と足していくことばかり考えてしまいます。

本当に心に響くのはわずかなものなのかもしれないのです。こんな庭を造れるのはどんな境地の人だったのかしら・・・

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