2010年4月 2日 (金)

手入れ

 春の嵐です。夕べからの強風まだ続いています。桜が満開になったところは散ってしまいそうですね。こちらはまだこれからです。週末一気に咲きそうです。

さて最近、お庭の手入れというか整理というか、そんな仕事を2件ほどやりました。

植木屋用語では、今日は「手入れ」というと剪定の仕事を言うのですが、私はこの手入れという言い方がとても好きです。手を入れて庭がきれいになる・・・いいことばだ。サツキ何百本、芝生何百って植えるのも造園の仕事だけどその仕事は労働って言うか作業っていうか、とにかく効率よく植えていくらっていう世界になってしまう。でも手入れの中には自分でこうしたらどうかな、とかこうしたら喜んでもらえるかなとかやりながらいろいろ考える。そのことが楽しいし、うまくできたら自己満足、お客さんに喜んでもらえればもっとうれしい。

 今回の仕事は剪定ではなくごちゃごちゃした庭を少し整理して、いらないものは処分し、増えすぎた鉢物を地植えにしたり、歩けるスペースを作ったり、まあたいした事はしていないのだけど、それでもあれこれ考えて小さい石を動かしたり植物を植え替えたり、枝を払ったりしてちょっと庭が広く見えるようになりました。こんな仕事を私は自分の庭のリフォームやっているみたいで、とても好きなんです。ちょっとしたことに時間がかかったりして、どうなるんだろう・・・なんて頼む方は難しいと思いますが。

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生活の庭っていいな。人に見せるのが目的でないし、ただ狭くてもそこでちょっと癒されたり草花植えて楽しんだり、そんなスペースがあるって幸せですよね。たいそうな庭でなくでも生活の一部の庭は唯一自分好みの個性的な庭であってほしいと思います。

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2010年3月31日 (水)

清楚な花

ウグイスカグラという樹を知っていますか。

山の樹なのですが、この時期薄いピンクの小さな花を咲かせます。

Img_0127 遠くからでは殆ど目立たず、気がつかないうちに花も終わっていたりするのです。秋にはとても綺麗な赤い実をつけてくれます。うちでは鉢植えにしています。

ウグイスカグラ、鶯神楽という字になるのです。

この時期ウグイスが鳴き始め、山の中のこの樹の枝の間に身を隠し、その姿は神楽を踊っているようにみえることが語源のようです。

ステキな名前ですね。小さい花は何故か郷愁を誘います。派手な花は皆の目に止まりますが、いつとは無く咲いて散っていくこんな花は可憐です。

Img_0128 小さいといえばこのチューリップ原種系ですが、3日ほど前から開花、早咲きでした。花は小さいのですがかわいいです。

原種系のチューリップおすすめです。

放って置いても毎年咲きます。小さいけど強い。

普通のチューリップは見栄えはするのですが、だんだん咲かなくなります。球根を掘り上げても、数年しか咲かないですよね。

昨日今日と朝霜が降りました。明日からは暖かくなるようです。桜はまだまだです。

明日からは新学期、新年度、気持ちが引き締まります。

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2010年3月29日 (月)

花冷え

昨日から真冬に戻ったみたいで、寒すぎる。桜の開花もこちらではまだのようで、ちらほら花は開いていたのにまた蕾に戻るのでは・・・と思うくらいです。

昨日は昔の恩師の退職祝賀会で東京まで出かけました。ちょっと早くついて近くの桜並木を散歩しましたが、寒い中お花見をやっている方がちょっと気の毒でした。

Img_0118 でも桜はこの通りかなり咲いておりました。

開花は確か22日くらいだったと思いますが、まだまだ満開には時間がかかりそうです。ここは茗荷谷の播磨坂です。

さすがに東京の木々はもう新芽が緑にになっていました。

でもこの寒さで植物園を散策する気にはなれませんでしたね。

明日も霜が降りるようです。震えますね。

さて、ミツバチくんがやっとうちの畑の菜の花に数匹お出でになりました。そして、何とご近所にミツバチを飼っておられる方がいらしてうれしくなりました。

これからいろいろと相談してご指導いただきたく思います。

箱を設置して準備万端ですが、こう寒いとミツバチも飛んでこれないでしょうね。

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2010年3月18日 (木)

今年もやってきた

先週の土曜日の夜ことでした。畑のビオトープからグェ、グエ・・という声。もしやと思って懐中電灯で照らしてみるといました。ヒキカエルがいらっしゃいました。昨年と全く同じ3月13日でした。すごいです。生き物は覚えているのですね。この季節とこの場所のことをです。去年よりも数は少ないのですが、4匹は確認しました。次の日みてみるともう産卵していました。

Img_0107 蛇のようにくねくねと重なり合った中にわんさか

卵があります。

何度見ても気持ちの悪いものです。

ヒキカエルさんご苦労様です。

春はあちこちで始まっています。

さあてこちらは何度見ても飽きません。

Img_0114 ホトケノザが畑一面薄いピンクのじゅうたんのように広がっている景色はほのぼのとします。

春の草は背が高くなるわけでもなく、小さなかわいい花をわんさか咲かせ、その間をてんとう虫が這いずり回っています。ホトケノザの花には閉鎖花という花びらが」退化した花もあります。同じように種をつけますが、この種にはエライオソームというアリをひきつける部分がついています。落ちた種にアリが寄ってきて遠くまで運んでくれるらしいです。スミレも同様の種らしいです。アリは美味しい部分だけをかじって種の方はあちこちに落としていきます。アリに運んでもらってこんな処に、と思うようなところでまた生き続けるのです。子孫存続のための戦略ですね。

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2010年3月12日 (金)

スゴイパワー

Img_0104 これ白菜です。この時期、畑に残ったハクサイは菜の花を咲かせ、それを摘んで食べるのが楽しみです。

中心の小さな黄色い点、菜の花一輪が見えました。

少し前までちゃんとみっちり巻いていたのが中からすごい勢いで花と茎が盛り上がってくる途中です。

すばらしい第二の誕生です。

やっと2日前から暖かくなりました。もう大丈夫かな。今日は自宅の庭、畑を観察しました。

ホトケノザやオオイヌノフグリやスズメノテッポウなど春の草がビッチリ。草を抜いていると草の根やの様子とか性質とかよくわかる。でもなんだか草もまっいいかになってしまい、大きいのしか抜かなくなってきた。

それにしても庭も畑も意に反することは多い。芝に入ってほしくないところにどんどん進入するし育ってほしいものはうまく育たず、あれっと思っているうちに気に入っていたやつが枯れてしまったり。

10年を越えたうちの庭も随分と変遷している。でもその歴史は自分しか知らない。いや自分も覚えていない木や花、枯れたもの、気に入らなくて捨てられたものもたくさんあってそして今の庭がある。やまのように買って植えた植物、珍しい種をまいて育てた草花も一時の自己満足でもはや記憶に無いものも多い。もう花いっぱいの庭はやめよう・・と思ってだいぶ地味になってきたが、でも春になるとなんか植えたくなる症候群に毎年陥る。

畑も同じだ。そんなにつくっても食べきれないのに種をまいたり苗を植えたりしたくなる。

今年は種をネットで取り寄せ、F1ではないものも蒔いて見よう・・など新しいことに挑戦したり野菜の種も畑で採ってみよう・・と意気込んでみたり。これって趣味なのかな?

何故か自分の庭や畑をやっている時は至福の時間なのです。

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2010年2月18日 (木)

また雪

Img_0089 今朝もまた白銀の世界。10センチ近く積もったかな。まったく雪国のようでした。本当に雪の多い2月です。

お昼前には雪も融けるのですが、外に出る気がしないので、またオリンピック観戦しながら・・・。

今、禅寺の庭について勉強中。京都の有名な庭、金閣、銀閣、この前行った大徳寺や妙心寺の庭は皆、臨済宗のお寺でした。臨済宗のお坊さんは庭が好きだったのでしょうか。鎌倉時代に中国の禅僧がやってきてその文化を広めたのでしょうが、室町時代になって枯山水庭園ががなぜ生み出されたのかなと思ったり。独特の精神世界を表現した庭が求められた背景は・・・などと一寸考えてみたり。

この辺りのお寺を巡っても、庭の綺麗なお寺は数えるほどだし、四国の八十八箇所を歩いていてもそんなにすごい庭があるところは少ないし・・・。京都の庭はなぜちゃんと維持されているのかな。もちろんそうでない所もあると思うけど。

すっかり雪の融けた庭で見つけました。

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クロッカスみつけた

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何も無い冬に満開のエリカ

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2010年2月15日 (月)

雪の庭

Img_0083 雪の多いこの冬です。昨日の朝起きてみると、ここは何処、真っ白な雪景色。5センチ近く積もっていました。真っ白な庭もとても好きです。

この冬3回目くらいでしょうか。

でもこの雪10時過ぎからあっという間に融けてしまいました。一瞬の美しい景色でした。落葉樹に積もった雪は風に舞ってほんとに綺麗でした。

午後からは陽がさしてさして暖かくなり、雪解けの水蒸気が地面から立ち上っていました。

今年もメジロやシジュウカラに餌を置いて待っているのですが、年末くらいは訪ねてくれていたのですが、最近見かけません。

いったい何処に行っているのでしょうか。毎年窓辺で可愛らしい姿を拝見するのを楽しみにしているので、一寸残念です。餌のプリンに飽きたのでしょうか。鳥さんたちも飽食の時代なのかしら。

時間があるこの時期にいろいろしたいと思っているのですが、オリンピックも始まってついつい見入ってしまうこのごろです。

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2010年2月 5日 (金)

京都の庭2

Img_0009_2 大徳寺、龍源院の続きです。

この庭は方丈の前庭で、一枝坦と呼ばれています。サザンカの楊貴妃という老木があったそうですが、昭和55年に枯れてしまったそうです。見たかったです。そしてこの庭は蓬莱思想を表しているそうです。よく蓬莱山は庭園に用いられますが、実はよく知りませんでした。中国の神仙思想で東方の海中に仙人の住む蓬莱山があるそうで、その理想郷を庭に表現したものなのだそうです。それが鶴と亀の島で現されるのです。亀は甲羅に蓬莱島を乗せ、鶴は仙人を乗せて運ぶそうです。この庭では、手前の丸い苔と石の島が亀島で、中央の奥が蓬莱山、右の石が鶴島です。白い砂は大きな海、このシンプルな配置に人は何を感じ、何を想像するのでしょうか。

五百年のときを経てもなおこだわりと美しさを感じさせる枯山水でした。

Img_0013 こちらは方丈の北庭で、竜吟庭と呼ばれています。三尊石組みの須弥山形式の庭園です。といわれてもその意味はわかりませんね。真ん中の高く出ている石が須弥山でその周りには、八つの山と海が巡っているという仏教の世界観なのだそうです。そこには誰も近づくことはできない超絶対的な人格や悟りの境地を表現しているそうです。手前にある円い石は、遥拝石といってその理想に近づきたいという信心を表しているそうです。

なんかとても深い思いがあるみたいですが、苔がとてもよく育っておりこの手入れは大変なのかな・・・など俗っぽいことしか気にならなくてちょっと失礼でした。

枯山水には当時の仏教の思想とかの影響が大きく反映されているので、ちょっと現代では理解しにくいのですが、何を表しているかよりも何を感じるかでいいと思いました。

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2010年2月 2日 (火)

ミツバチの巣箱

Img_0080 春からミツバチを飼うための巣箱を作りました。

材料をホームセンターで買ってきて、二人で半日かかりましたが、結構良くできました。(自我自賛ですが)日本ミツバチ用の巣箱は売っていないので、自分でつくるしかないみたいです。

ハチがやってきてくれるか?楽しみです。

近くのホームセンターに行くとキンリョウヘンという蘭の一種の植物が売っていました。これを巣箱の前に置いておくと日本ミツバチがやってくるそうです。しかしその苗は今年咲かないそうで残念。今年の春に咲く苗を探さなければいけませんね。こんな植物が売っているということはミツバチを飼いたいという人がかなりいるんじゃないかと思いました。

まだハチが入るかどうかもわからないのに、気持ちだけが養蜂家になっています。

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2010年1月29日 (金)

京都の庭1

年末に立ち寄った京都の庭で感じたことを綴ります。もう一月も経ちましたけど。

Img_0003_2 大徳寺、龍源院の書院南の阿吽の庭、滹沱底です。

今回大徳寺の塔頭を廻りましたが、最初に行ってまずこの庭にはっとさせられました。たたずんでいるうちに研ぎ澄まされるような感覚。石と砂とわずかな植栽の間に何やらを語りかけられて、言葉にしてはならないような秘められた思いを感じました。

狭い空間の砂の直線と曲線から広大な宇宙を想像させるところに緊張感と安堵感をもたらしてくれました。軒先に座っている人々は何を感じているのでしょうか。

昔イギリスの庭を巡っていたとき人々がベンチに座って穏やかに微笑んだり会話している風景に出会いましたが、この日本の庭を眺めるのとはかなり違っていました。

Img_0006 同じく龍源院の坪庭、東滴壺です。

この小さな空間に五つの石と白川砂のみでつくられた石庭。平たい小さい石から広がっていく円形の波模様。それを見守るかのような立ち石。そして対極にも二つの石の周りに円が渦巻いている。すっきりとした収まり、そして深く脳裏に刻まれる静かな時。

無駄を省いていくのは難しい。いつも、もっと・・・いやここにも・・・と足していくことばかり考えてしまいます。

本当に心に響くのはわずかなものなのかもしれないのです。こんな庭を造れるのはどんな境地の人だったのかしら・・・

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